- Home
- 特集/豆知識
- 自転車の保管方法
せっかく買った自転車だから、長持ちさせたいですよね。
軽快車(ママチャリ)は 「実用」 を重視しており、
チェーンを覆うケースが付いていたり、ギヤも内装式になっていたり、
雨あたる事を考慮して作られているのですが、
スポーツ車は 「楽しむ」 と言う事を重視しており、
シフトやブレーキのケーブル、チェーンなど、全てがむき出しになっています。
「錆びないアルミフレーム」 等と記載があっても、チェーンは鉄で出来ていますから、
チェーンが錆びてしまえば走る事ができませんし、
低いグレードの多段変速チェーンを注油をせずに2〜3ヶ月雨ざらしにしておけば、
まともには動かないほど錆で真っ赤になります。
出来るだけ自転車の保管は 「雨風に当てない」 という事です。
ただ、自転車を保管するにはそれなりのスペースが必要ですから、
出来るだけシンプルに、コンパクトに保管できる方法をご紹介します。
自転車そのままの状態
長さもさることながら、ハンドル幅が60cmほどありますから、
壁ギリギリまで寄せる事が出来ず、ガレージなどであれば良いのですが、
かなり大きな部屋や玄関でない限り、難しい大きさです。
高さ=100cm / 長さ=170cm / 幅=60cm
前輪を外しハンドルを曲げた状態
前輪を外すだけですから、それほど面倒ではなく、
ハンドル分の幅が無くなりますから壁ギリギリに寄せられ、
玄関や部屋に自転車を置くのに丁度良いと思います。
高さ=60cm / 長さ=150cm / 幅=30cm
前輪と後輪を外しハンドルを曲げた状態
自転車を暫く使用しない時などは、押入れなどに入れても良いと思います。
軽量小型の輪行バッグに納まり、2000ccクラスの乗用車であれば
トランクに収納できます。
高さ=65cm / 長さ=130cm / 幅=30cm
メンテナンススタンドを取り付けて、
部屋の中へこのように置けたら理想的です。
格好良い自転車であればインテリアにもなりますし、
車輪などを外す必要もありません。
※クッションフロアなどの上に直接タイヤを乗せて置くと、
床が黒くなってしまいます(土などの汚れではありません)から
タイヤの下には何か敷いて置いて頂いた方が良いと思います。
スポーツ車にハマってくると、結局自転車は1台じゃ全然足りませんよね。
部屋の中に2台保管するなら
「突っ張り棒」を縦にしたような形の
2台掛けバイクスタンドがお勧めです。
このタイプであれば、床にタイヤの黒い跡が付いたりしませんし、
車輪を外したりする必要もありません。
また、壁に穴を開けたりしなくて良いですからアパートなど賃貸住宅には最適だと思います。
部屋に自分の居る場所が無くなってしまうかも知れませんが、
横に伸びている自転車掛けアタッチメントを裏側に取り付ければ
最高で4台自転車を掛ける事が出来ます。(以前、当店の店内ではそのようにして自転車を展示していました)
とにかくお金をかけず、省スペースで部屋保管したい!!と言う方には、
多少工夫は必要ですが、このような感じは如何でしょう?
メンテナンススタンドと、
フロントフォークを引掛けられるように、
ホームセンターなどで調達したU字のフックを壁に取り付け、
前輪を引掛けられる位置にもう一つU字のフックを壁に取り付けます。
自転車の体重はメンテナンススタンドで支えます。
これなら、道路を走行したままの汚れたタイヤでも床を汚しませんし、
自転車も縦長になりますから幅もとりません。
通勤で使用している自転車などの場合、毎日毎日部屋に持って行くのは面倒ですから
玄関に置くのが一番だと思います。
しかし、自転車の形のままだとハンドルがある為に端っこギリギリに寄ってくれず、
玄関の殆どを自転車が占拠する形になりますので、前輪を外してハンドルを切り、
メンテナンススタンドを掛けておくのが一番お勧めです。
どうしても屋外に保管しなければならない方は、 雨風に当たらないようにカバーをかけて下さい。
また、土の上に置くのでしたら、湿気がサイクルカバーの中に溜まらないように
画像のようにお風呂場や押入れに使うスノコなどを下に敷いてから サイクルカバーをかぶせるのが良いです。
特にスポーツ車のタイヤは走りを軽くする為、タイヤ側面にゴムを殆ど塗っていませんから 雨や風、直射日光に当てないようにした方が良いと思います。
タイヤの脇がすぐボロボロになってしまいます。