折りたたみ自転車をご購入予定の皆様に一番良く質問を受けるのが、 「こんな小さいタイヤで、普通の自転車のように走るの?」と言う自転車の進み具合です。
自転車はタイヤが小さくても、ギヤ比を変える事によって ペダルを1回転した時に進む距離が変ってきます。 例えば、ブロンプトンは16インチのタイヤなのにギヤを中間の2段に入れておけば 26インチの軽快車(ママチャリ)よりもペダル1回転で37cmも多く進みます。 8インチタイヤのPacific CarryMe も、26インチ3段ギヤ付き軽快車(ママチャリ)の軽いギヤに入れた感じの走りですから、 タイヤが小さいからと言って、漕いでも漕いでも全然進んでいかないと言う事はありません。 ギヤが重いとか軽いという感覚は、お乗りになる方の脚力などによって変ってしまいますので、 既に多段変速の自転車をお持ちでしたらご希望の自転車に近いギヤ比に設定して頂き、 普通の自転車でも、24インチや26インチの軽快車がありましたらそれに乗って頂き、 これよりも少し進むんだなぁ...と言う感じでお試し頂ければと思います。 又、スポーツ系の折りたたみ自転車をご希望の方や既にお持ちの方から ギヤをもっと重たく出来ないのか?と言うお問合せを頂きますが、 当店でこのページにギヤ比を搭載しているのは小径車のタイヤが小さくても、 ペダルを1回転した時に、十分良く進むと言う事を理解して頂く為で 決して重いギヤを踏む事を推奨している訳ではありません。 重たいギヤが付いていれば下り坂などで一瞬の最高速は伸びますが、 単純にギヤが重たければ速く走れると言う事ではありません。 重たいギヤを無理に踏んでいれば疲労も増加し、膝を痛める事にも繋がり、 また、チェーン、スプロケット、フレームなどへの負担も 増えますから自転車の寿命も短くなってしまいます。 その辺りを踏まえてご検討頂ければと思います。