ロードバイクのドロップハンドルを真っ直ぐなストレートハンドルに
した自転車をフラットバーロード(フラットロード)と呼びます。
基本的にはハンドルを換えただけですから、以前にも、メーカー標準でこのスタイルにした自転車はありましたが、
一つのカテゴリーとして確立したのは、
映画「メッセンジャー」の公開後、GIANTがT-SERVと共同で作った物が始まりだったと思います。
ドロップハンドルのロードバイクはヘルメットを被って、ピチピチのウェアーを着ないと乗っちゃいけない。
と言う事は全く無いのですが、なんとなく
競輪やツールドフランス出場している選手のイメージが一般的には定着しており、
(もちろんあの服装が一番楽なのですが...)
フラットバーロードは、ハンドルが真っ直ぐに変っただけで、
半ズボンにTシャツでも良いと言うような気軽さがあり、
最近当店でも非常に人気の出てきている自転車です
お客様からフラットバーロードと、クロスバイクのフィットネスモデルは何処が違うの?
と言う質問が良くあります。どちらも形は似ているのですが、
フラットバーロードは、ロードバイクのドロップハンドルを真っ直ぐハンドルにした自転車で、
クロスバイクのフィットネスモデルは、クロスバイクの中でも、よりフラットバーロードに近づけたモデルとなります。
以前は、オフロード用のカンチブレーキやVブレーキを使用し、
フレームリアエンド幅が135mmの物を 「クロスバイク」 。
ロード用のキャリパーブレーキを使用し、フレームリアエンド幅が130mmの物を
「フラットバーロード」 と分けていましたが、現在は、ロード用ホイールに
Vブレーキをつけている物などが沢山ありますので、ロードバイクのハンドルを
真っ直ぐに交換しただけの物を「フラットロード」。それ以外を「クロスバイク」と分類させて頂いております。
また、MTB用のカンチブレーキやVブレーキが装着される
クロスバイクのフィットネスモデルは、タイヤとブレーキ(フォーク)の隙間が広く、
リムの太さにもよりますが、後からタイヤを太くする事や、
タイヤをロードレーサー並に細くする事もでき、
フルカバーの泥除けが取付出来る物もあります。(車種によって異なります)
しかし、キャリパーブレーキのフラットバーロードは、タイヤとブレーキの間に隙間が殆ど無く、
泥除けはもちろんですが、タイヤを太くする事は出来ません。(細くは出来ます)
タイヤの可変性ではクロスバイクのフィットネスモデルに軍配があがりますが、
キャリパーブレーキが取付されるフラットバーロードは、後々ドロップハンドルと
ロード用シフトレバー付ブレーキレバー(STIレバーと言います)に交換する事でロードバイクの形にする事が出来ます。
※実際には同じ寸法のフレームでも、ドロップハンドルの場合と
フラットハンドルの場合の適正サイズは異なりますから、構造的には出来ると言うだけです。