どんなに良い自転車でも体の大きさに合っていなければ快適にお楽しみ頂く事はできません。
マウンテンバイクは通常3種類程度のサイズしか発売されておりませんから、 ブランドや車種に拘る場合、その中で一番適正サイズに近い車種を選んで頂く事になります。
特にコストパフォーマンス重視でサイズを色々出していないブランドの場合 カタログの適正身長表が145cm〜170cmなどと20cm以上も幅を持たせていたりしますが、 これはあくまでも「乗れる」と言うだけで、これから身長が伸びる予定のお子様などの場合は別ですが、 大人の方がご検討の場合はこれで適正だとは思わないで下さい。
例えば、下の絵のように380mm(赤色)、430mm(黄色)、480mm(緑色)のMTBがあります。
これらに身長166cmの方が乗ってみると下の絵のようになります。
■ 黄色は「適正」 ■ ピンクは「乗れる」 ■ 青が「乗れるかも?」
身長が166cmですと、一応どのサイズも乗車可能身長となりますが、 380mmは■ピンクで、「乗れる」と言う状態です。上半身がかなり起きています。
反対に480mmは■青で「乗れるかも?」と言う状態です。
サドルは目一杯下がっており、ハンドルの非常に遠い位置にありますから、 そのままで長時間乗るのは苦痛になりますから、ハンドルステムをとても短い物に 交換するなどして、無理やり体型に合わせる必要が出て来てしまいます。
MTBのサイズ選定はその他の車種より比較的アバウトですから カタログに載っている適性身長表の最低と最高を足して2で割った数に+−5cm程度が 一般的には標準状態で満足できるレベルと判断して頂くのも一つの目安になると思います。
但し、レーシングモデルと街乗り用モデルではフレームの設計が違いますから 同じ客様でも違うサイズをお勧めさせて頂く場合があり、 レーシングモデルであっても、山へは行かずに通勤で使うと言うお客様には 一般的な適正サイズとは異なるサイズをお勧めさせて頂く場合がありますので 最終的には自転車のお問い合わせを頂きました時に当店で適正なサイズを選択させて頂きます。
一応、下の表をお客様の体型に合いそうな自転車を見つける上での参考にして下さい。